スレーブの話を図と代表的な機種、メリット・デメリットについてかんたんにまとめてみる。
・光スレーブ
カメラに取り付けたストロボの光に反応して発光する。
サンパックPF20XDやモーリスのヒカル小町シリーズなどがある。
○メリット
ストロボの光に反応するという単純な仕組みなのでメーカーを問わず使える。
比較的安価。
○デメリット
必ずマスターとなるストロボが必要。
ストロボの光が届かないもしくはストロボの光が遮られると使えない。
発光量の調整をスレーブ側のストロボで行わないといけない。
複数のカメラを同時に使用する場合、他のストロボに反応する場合がある。
測光のため事前に発光するプリ発光に反応して発光する場合がある。
・赤外線スレーブ
カメラに取り付けた赤外線コマンダー(メーカによって名称は異なる)や内蔵ストロボ(ニコンの場合)から出る赤外線で通信してストロボが発光する。
○メリット
到達距離が長い(約20m)。
TTL調光や本体側でストロボの調光補正が可能で複数のストロボにも対応する。
マスターとなるストロボが不要。
マスターとなるストロボが不要。
○デメリット
同一規格の赤外線スレーブに対応したカメラとストロボでしか使えない。
赤外線を障害物などで遮断されると発光出来ない。
赤外線を障害物などで遮断されると発光出来ない。
比較的高価。
・ラジオスレーブ
カメラに取り付けたラジオスレーブから出る電波を受信機が受信して接続したストロボが発光する
ニッシンデジタル コマンダーAir1
○メリット
到達距離が長い(30m〜100m前後)
TTL調光や本体側での調光補正、複数のストロボにも対応する。
マスターとなるストロボが不要。
障害物によって遮断されにくい。
○デメリット
同一規格のラジオスレーブと受信機でなければ使えない。
他の通信機器による干渉、混信などにより誤作動や発光できない場合がある。
今日はこんなもんで。
また加筆・訂正があれば後日改めて。