2020年5月21日木曜日

ソーシャルディスタンスと撮影の話

 新型コロナウイルス感染予防のために人との距離を2mもしくは1.8m(1フィート)以上取りましょうというソーシャルディスタンス。

ソーシャルディスタンス

 ソーシャルディスタンスを確保した上で写真を撮るにはどのくらいの焦点距離が必要か試してみた。

 被写体(2mの棒)を2m離れた場所に三脚を立て、高さ1mの位置からカメラで焦点距離を変えながら撮影してどれくらいの範囲が写るか試してみた。

これを

これで

こうして撮った(実際は縦位置)

 棒だけ見てもわかりにくいと思うので、20代日本人女性の平均身長158cmに近い女性のイラストを重ね合わせてみた。
*APS-Cフォーマットの焦点距離なのでフルサイズでは1.5倍の焦点距離になります。

 これでわかる通り縦位置メインであれば、標準〜中望遠域になるため高倍率ズームもしくは、70-200などの望遠ズームをメインに全身用の標準ズーム(もしくは単焦点)という組み合わせ、逆に横位置メインになると広角〜標準域になるため24-70の標準ズームをメインにアップ用の望遠ズーム(もしくは中望遠)という組み合わせになるのではないかと思う。

まま。こんなの実際にしなくてもこれで計算すればすぐわかるんだけどね。
キヤノン:放送/業務用映像機器光学カンタン計算

とはいえ、被写体や撮影環境などで違いが出るため参考程度にお考えください。

2020年1月25日土曜日

ShuttleXpressというものを買ってみた。

 別にトラックボールだけで編集してても特に問題ないものの、あったらあったで便利そうな気がするのでShuttleXpressというものを買ってみた。

 
箱と本体

 内容物は、本体・ドライバーのDVD・ユーティリティソフトの説明書らしきもの(英語)・保証書(日本語)・その他紙(「メーカーの3年保証があるよ」みたいな事が英語で書いてあるっぽい)


 本体の外周にマウスのようなボタンが5つ、左右に2/3周くらい動き手を離すと戻るリングと左右に回転出来るダイヤルが付いている。

 商品説明のページにあるドライバーダウンロードにはWindows用のドライバーしか無いためMac用ドライバーは製造元ContourDesignダウンロードページからダウンロードしないといけない。

 ユーティリティソフトContour Shuttleにはアプリケーション別のキー割り当てが入っていてiMovieはこうなってる。


 「選択範囲にトリム」なんて使わないので、設定を変更してこうする。



*リストに入ってないアプリケーションも追加できるらしいもののやり方がわからない…。

 iMovieではリング・ダイヤルは以下のような動きをする。
・リング
 リングの操作は左右共にリングを動かす量によって早送り(巻き戻し)の速度が早くなり、手を離すとリングが戻り停止する。

 

 クリップ内を素早く移動する時使用する。

・ダイヤル
 ダイヤルはクリック感があり、1クリック分動かすと1フレーム移動し、繰り返し動かすと動かした分だけフレームが進む。



 アニメーションやフレーム単位での調整などに使用する。

・まとめ
 動画編集ではトラックボール(マウス)やカーソルキーでクリップを移動するより素早く直感的に操作できる。
 右手でトラックボール(マウス)、左手でShuttleXpressという組み合わせで編集作業がかなり楽になる。

・欠点
 本体が丸型であるため、位置がズレてもわかりにくく誤操作する。
 本体サイズが大きめ(直径11cm)のため手の小さい人には使いにくい。

 ボタンが少ない、丸だと分かりにくいという人は上位モデルのShuttlePRO v2がいいかもしれない(高い)。

*2021年9月追記
現時点でドライバーがmacOS Big Surに対応していないためM1 Macでは使えません。

*2021年10月追記
macOS Big Sur対応のドライバーがアップされました。
ContourDesignダウンロードページからダウンロード出来ます。

*旧バージョンをインストールしている場合、旧バージョンのアンイストールと再起動が必要です。
インストール後、起動時に「システム環境設定」→「セキュリティーとプライバシー」→「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」を許可にする必要があります。