2016年1月15日金曜日

ショー動画撮影に関するおぼえがき

去年ショー動画を録ってみて色々わかった事をまとめておく。

ショー全編を固定カメラ・引きの全景で撮影する場合。

・撮影場所・アングルなど
 撮影場所はステージ全体が見えるセンターに近い場所を選ぶ。
 ショッピングセンターなど会場が吹き抜けであれば上階から見下ろしのハイアングル。
 ただし、事故防止のためカメラを手すりより前に出さないなどの落下防止策を確実に行う。


 画角はズームのワイド端でほぼ問題無いが、左右のスピーカーを基準に両端を決める。
 フラットな会場やステージの下を使って縦の動きを出す場合があるため、客席最前列が多少入る程度にする。
 三脚を使う場合は通行の妨げにならない場所に設置し、脚部でのつまずき・三脚の転倒などによる事故防止のため三脚付近から離れないこと。

着ぐるみ写真部「おおきなおともだちマナーアップキャンペーン」より

 会場によっては三脚の使用が禁止されている場合があるため、スタッフ・警備員などから三脚使用の禁止および注意等を受けた場合は速やかに撤去する。
 ホールなど閉じた会場での撮影について下図で説明する。

 このホールの出入り口は左下の一ヶ所のみ(Xの付いたドアは締切)でショー途中に入退場する場合赤線のような動線となる場合が多く、赤線上にてビデオ撮影を行うと人が映り込む可能性が高い。
 そのため映り込みを最小限に防ぐのであれば、出入り口から遠い右側オレンジのエリアで撮影する。

・機材
 ショー1回が30分前後、編集時に前後を切る前提で正味の撮影時間は40分前後となるため、1回の撮影で30分しか録れないデジタルカメラではなく(*注)、ビデオカメラ+長時間撮影が可能な大型バッテリーを使用した方が良い。
*注 EUでは30分以上の連続撮影が可能な機器をビデオカメラとみなし、カメラの関税が0%に対してビデオカメラには4.8%の関税が掛かるため、ほとんどのデジタルカメラは撮影時間が30分以内となっている。
 また、デジタルカメラでの動画撮影は構造上イメージセンサーが発する熱がこもりやすく、保護回路が働き動作が停止する場合があり公称値より撮影時間が短くなる場合がある。
 ビデオカメラの問題点として、内蔵マイクの音質が悪い場合が多い上に無指向性マイクのため周囲の余計な音を拾いやすく、より高音質を求めるのであればマイク入力端子がある場合には指向性の高い外付けのガンマイク、無ければリニアPCMレコーダー併用する。
 ただし、リニアPCMレコーダーを併用する場合は編集時に映像と音声を同期させる必要がある。
 三脚は観客の映り込み防止・カメラを手すりより高い位置にするため、なるべく地上高の高いものを使用する。
 ただし、地上高の高い三脚は視界の妨げになる上に設置面積も大きいため設置には十分な注意が必要である。
 また、自立可能な一脚は設置面積が小さく地上高が高いものの不安定になりがちなため転倒防止策を十分に行う。
*参考までに建築基準法では 「屋上広場又は二階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが1.1m以上の手すり、壁、さくまたは金網を設けなければならない」とあるので、手すりより高い位置から撮影するには最低でも1.1m以上の高さまで上げられる三脚が必要となる。

・解像度とフレームレート
 自宅のテレビやパソコンで観る、もしくはアーカイブを目的とするならば将来的な事も考えて4k(3840X2160)やフルHD(1920X1080)などの高解像度・高フレームレート(60fps)で撮影しておくと良い。
 一方YouTubeへのアップロードを目的とするならば、4kやフルHDではデータ容量が大きくエンコード・アップロードに多大な時間が掛かる上に通信環境や再生機器の性能によってはバッファやコマ落ちが多発するおそれがある。
 なお、YouTubeの推奨する解像度は1280 x 720 (16:9 HD) もしくは640 x 480 (4:3 SD)でフレームレートは25~30fpsとなっている。

・YouTubeの再生デバイス
 下のグラフは一年間でYouTubeにアップしたプリキュアショー動画(全編)6本の再生に使われたデバイスの比率である。


 スマートフォン(iOS、Android等)がPC(Windows、Mac等)を上回っている。

 

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